Page:Wagasyu Iisusu Harisutosu Sin yaku01.pdf/264

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三三イイススへり、われなほしばらく爾等なんぢらともりて、われつかはしゝものかん。三四爾等なんぢらわれたずねてはざらん、かつところには、爾等なんぢらきたあたはず。三五イウデヤじんあひかたりてへり、かれいづこきて、我等われらをしてかれはざらしめんか、あにかれはエリンみんうちさんものきて、エリンじんをしへんとほつするか。三六かれが、なんぢ我をたづねてはざらん、かつところには爾等なんぢらきたあたはずと、ひしことはなにいひぞや。三七節筵の末の大なる日に、イイスス立ちて、呼びて曰へり、人渇かば、我に來りて飲め。三八我を信ずる者は、聖書に云へる如く、其腹より活ける水の川は流れん。三九之を言ひしは、彼を信ずる者の受けんとする神を指せるなり、蓋聖神未だ降らざりき、イイスス未だ榮を受けざればなり。四〇民の中多くの者此の言を聴きて曰へり、斯の人は誠に預言者なり。四一他の者は曰へり、斯れハリストスなり。又他の者は曰へり、豈ガリレヤよりハリストス来らんや。四二聖書にはばリストスはダワィドの裔より、且ダワィドの居りし処なるワィフレエムより來ると、云へるに非ずや。四三是に於て民の中に、彼の事に縁りて、紛論起りたり。四四其中に或る者彼を執へんと欲したれども、手を彼に措くなかりき。四五下吏は