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し、なんぢうちいしいしうへのこさざらん、なんぢ眷顧かへりみときなんぢらざりしにりてなり。

四五 つひ殿でんりて、そのうち貿易うりかひするものいだして、

四六 かれへり、いへたういへなりとしるされたるに、なんぢこれ盗賊ぬすびと巣窟さうくつせり。

四七 すなはち日々ひび殿でんりて、をしへべたり、さいしょちゃうがくおよたみちゃうらうかれほろぼさんとはかりたれども、

四八 ところらざりき、けだしたみみなはなれずしてかれけり。


第二十章

當時そのときある、イイスス殿でんりてたみをしへ、ふくいんぶるにさいしょちゃうおよがくちゃうらうともきて、かれへり、

われげよ、なんぢなんけんもっこれおこなふか、あるひたれなんぢけんあたへたる。

かれこれこたへてへり、われまたいちごんなんぢはん、われげよ、

イオアンの洗禮せんれいてんよりせしか、そもそもひとよりせしか。

かれひそかしてへり、てんよりとはばなんぢなんかれしんぜざりしとはん、

ひとよりとはば、たみみないしもっわれたん、イオアンをげんしゃしんずればなり。

つひこたへてへり、いづれれよりせしをらず。

イイススかれへり、われなんけんもっこれおこなふをなんぢげざらん。

ここおいかれたとへたみかたれり、あるひとだうゑんゑ、これゑんてい