人食ひ飮み、娶り嫁ぎて、ノイの方舟に入る日に至り、洪水來りて、尽く彼等を滅せり。
二八 同じく又ロトの日に在りし如し人々食ひ飮み、買ひ売り、樹ゑ、構造せり、
二九 然れどもロトがソドムより出でし日、天より火と硫黄と雨りて、尽く彼等を滅せり。
三〇 人の子の顯るる日にも亦是くの如くならん。
三一 當日屋の上に在らん者は、其器家に在らば、之を取らん爲に下る可からず、田に在らん者も、同じく後へ歸る可からず。
三二 ロトの妻を記憶せよ。
三三 己の生命を救はんと求むる者は、之を喪はん、之を喪ふ者は、之を存せん。
三四 我爾等に語ぐ、其夜二人榻を同じくせんに、一人は取られ、一人は遺されん。
三五 二人の婦共に磨を旋かんに、一人は取られ、一人は遺されん。
三六 二人田に在らんに、一人は取られ、一人は遺されん。
三七 彼等問ひて曰く、主よ、何處にか之れ有る。彼は之に謂へり、屍の在る所には、鷲集らん。
第十八章
一 イイスス又譬を設けて、彼等に恒に祈禱して倦むべからざることを言へり、
二 曰く、或邑に裁判官あり、神を畏れず、人に耻ぢず。
三 其邑に一の嫠あり、彼に來りて曰へり、我を我が仇より援けよ。
四 彼久しく
肯はざりしが、
其後自ら
思ひて
曰へり、
我