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かみおそれず、ひとぢずといへども

やもめわれわづらはすにりて、われこれたすけん、そのつねきたりて、われかまびすしくせざらんためなり。

しゅへり、なる裁判さいばんくわんところけ。

かみちうかれところそのえらびたるものを、ひさしくしのぶとも、つひたすけざらんや。

われなんぢぐ、すみやかかれたすけん。しかれどもひときたりて、しんんや。

またおのれなりとしんじて、にんあなどものに、たとへかたれり。

一〇 二人ふたりたうせんため殿でんのぼれり、ひとりはファリセイ、ひとりぜいなり。

一一 ファリセイちて、おのれうちいのれり、かみよ、われなんぢかんしゃわれにんざんこくかんいんなるごとく、あるひぜいごとくならざるをもってなり。

一二 われひと七日なぬかに、二次ふたたびものいみし、およところじふぶんいつささぐと。

一三 ぜいとほちて、あへげててんあふがず、すなはちむねちてへり、かみよ、われ罪人ざいにんあはれめと。

一四 われなんぢぐ、ひとかれひとよりはとせられて、いへかへれり。けだしおよみづかたかくするものひくくせられ、みづかひくくするものたかくせられん。

一五 嬰兒をさなごかれたづさきたれるあり、かれれんためなり、もんて、これいましめたり。

一六 しかれどもイイススかれびてへり、をさなわれくをゆるせ、これきんずるなかれ、けだしかみくにくのごとものぞくす。

一七 われまことなんぢぐ、幼兒をさなごごと