このページは校正済みです
きかゆへに、につほん一のいたつらものゝ、かねやすひんこ、そのいもうとさぬき殿きやうたいのものとちくして、あくきやうをくはたて、 きんゑきをもをそれす、てん上にみやつかはれおわしまし候、くものうへ人、われ〳〵のこひかたふきたる、かや屋へよひ入たてまつり、 しゆくんの御きけんをもはゝからす、しゆゑんゆうけふにちやうし、さたのかきりなるありさまなり、
いたくらいかのかみかたへの御ちよくし、くはんしゆしちうなこん殿、はく殿とみのこうちとの、さへもんのすけ殿、三人御こし、いたくらかしこまつて、ちよくちやうのをもむき、一々にちよくもんのやうすするかへつふさに、こん上つかまつるへきと、こゝにて、いたくらきんけんめうくをはきたまふしさいハ、この御ちやうしよのほかに、また〳〵いかやうのおほせられたきをもむき御さ候とも、いたくらにおいてかさねて御つかひ申かたく候あひた、この一きはかりにて、御うちをきなされ候やうに、よく〳〵をの〳〵御申あけ、かんやうと申あけられ候、あんのことく一さいをこれハ、二さいをこる、わき〳〵よりいろ〳〵申あけ、 上さまの御みにかす〳〵きこしめされ候て、なか〳〵御けきりんなのめならす、しかりといへとも、いたくらかねて申上ることはのすゑ、おほしめしいたされ、御ちやうしよにかきくわへさせられたき御事ともまてにき、いたくらふかきしんたいにて、ゆくすゑの事ともまてさつし申、あまたの人をたすけられ、ちよくたう申され、せんたいみもんのしよしたいなり、そののち、またするかよりのおほせにて、たう くはんはくたかつかさ殿をの