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Page:Shisekisyūran17.pdf/475

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きやうちやく候なり、すなはちその夜うちにおほせつけられ候て、かみ京しやうせんしにおゐて、はらをきらせ候、てまへのはたらきにふさに、らくちうわらいものこれなり、

かねやすひんこのかみ、これもしやうせんしひんかしのかはらにて、ゑたにしはりくひをきられ、あはれなるありさまなり、このひんこ、日ほん一のいたつらものにて、かたしけなくも、 みかとにつかへたてまつる、いもうとのさぬき殿にからくらせ、御くけしゆと御しやうらうさまたちひきあはせ、うきよくるいをさせ申、ちやうおんにほこり、はうらつのはたらき、なかさたのかきりなり、御くけしゆハ、いゑのかくもんにも、かゝはらす、たいしの御くれうをふさけ、みんかんうれうるところをしらす、むさほりとり、ひやくしやうをのうらんせしめ、御をんゑのほとをもわきまへす、てん上のくものうへ人、おくふかく御座を、あひかくしめたふらかしいたし、ふしきのかや屋へよひいれたてまつり、めうかをもおそれす、ほしゐまゝにあひはたらき、しゆしんゆうきやうまてをつくし、いろにふけ、りとくにふけり、ひせんをもいとはす、御さかつきをたへさせ、らうしをみたし、たい一のいたつらもの、たみのにくむところ、てんはつのしせついたりぬれハそのことはり、をのつからあらはし、しめつと申なから、かもんの名を貶まつせのあさけり、くちをしき事、

ふけのしよさふらいハ、あるいハくんやくひゝにせ本マヽんにして、ふんこつをつくし、あるひハきうはひやうくたくわいをほんとして、たゝなみにひまをえす、

御くけしゆハ、いつれの御ほうかうも御さなく、いたつらにむなしく日をおくり、しよさな