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におよふといへとも日つきいまたちにをちす、四きをへんせす、あひたかはさるところをすたうりのなんそや、 わうとにれんきよして、せんしやうをそむき、 わういのちよくしに、はれついゑさるや、しかしなから、これちよくしのふかくたるへし、てんしのきやうしさつけ、うたかふこゝろなし、なをうらなゐをもたてさせ、さうしさせられ、一かとの御きたう候ハヽ、かやうの御たいし御座あるましきを、御ゆたんゆゑ、しちいきかくれなき大なんきたつて、たいりのさうたう、なのめならす、このしさいと申ハ、せけんをたやかにして、御せいひつなるかゆゑに、はんみんゆるかせにして、せはしき事も、御さなきゆゑに、月見はな見なとゝ申事あり、こゝのえのらくやうのうちに、みやつかはれたてまつる、ゐましけるいもうとのさぬき殿かねやすひんこのかみきやうたいしわさをもつて、きよくねん二三月のころより、御くけしゆより、てん上のくものうへ人、御上らうしゆへ、御こゝろをうつされ、たんさくをおくり、たかひに心うつとそゝろになり、おもしろくおほしめされ、しのひの御あそひ、したいにもれきこえ、をうならの人きこしめし、ねうゐんさま、ねうこさま御みゝへいれ申され、これよりしたいに、すみふとになりまいらせられ、ねうゐんさま、ねうこさまの御かくこにても、とゝまりかたくおほしめし候て、をうほちの人、御みゝにいれ申さるゝ、このをうほちの人、たうきんさまの、をちの人にて御さ候、されハ四月ちうしゆんに、みき五人の御つほねしゆを、ちきにめしよせなされ、御きゝ候て、たいきなる御せつかんにて候あひた、ありのまゝに、御つほねしゆおほせられ、それを一々にあそは