このページは校正済みです
二
12
四則算法
く,前に乙に屬せる物の中 に配せられたる者()には の次の順序數()を以てし,前に乙に屬して に配せられたる物には又其次の順序數()を配し,斯の如くにして竟に前に乙に屬して に配せられたる物に配すべき順序數を と名づくれば, は卽ち甲と乙とを合同して作れる丙なる一組の物の數なり.次の圖は此手續きを說明す.
是故に , なる二つの數より に達すべき手續きは次の如し,
の直ぐ次なる順序數には を取り合わせ,其次の順序數には を取り合わせ,次第に斯の如くにして竟に に取り合はさるゝ順序數は卽ち なり.
斯の如くにして , より作り得べき數 を に を加へて得たる和といひ之を表はすに次の記法を用ゆ.