の和又は差を求めんと欲せば先づ h {\displaystyle h} ， k {\displaystyle k} の中小なる方を採り，例へば h ≧ k {\displaystyle h\geqq k} となして， 10 − k {\displaystyle 10^{-k}} を γ {\displaystyle \gamma } ， γ ′ {\displaystyle \gamma '} に乘じて
なる二個の整數を得， C {\displaystyle C} ， C ′ {\displaystyle C'} の和又は差を計算して後之に 10 k {\displaystyle 10^{k}} を乘ずべし
或は約めて
γ {\displaystyle \gamma } ， γ ′ {\displaystyle \gamma '} の一方又は雙方が循環小數なる場合に於ても加法減法は簡單なり．今 γ {\displaystyle \gamma } ， γ ′ {\displaystyle \gamma '} が共に循環小數なる場合に於て，先 γ {\displaystyle \gamma } ， γ ′ {\displaystyle \gamma '} の中循環の後れて始まるもの t k {\displaystyle t^{k}} の位
，
の中小なる方を採り，例へば 
となして，
を 
，
に乘じて
，
の和又は差を計算して後之に 
を乘ずべし
， の一方又は雙方が循環小數なる場合に於ても加法減法は簡單なり．今 ， が共に循環小數なる場合に於て，先 ， の中循環の後れて始まるもの 
の位
