コンテンツにスキップ

Page:NiimiNankichi-NurseryRhymes and Poems-2-DaiNipponTosho-1981.djvu/110

提供:Wikisource
このページは検証済みです


冬󠄁の朝󠄁


病癒えて

あの子が

來るといふ朝󠄁は

さあ みんな

敎室の花󠄁をかへよう

しぼんだ菊は棄てゝ

白とピンクの冬󠄁ばらを

持つといで

みんなあの子の窶れを

いつてはいけない

いたわつてやれ

窓ぎわの

日なたの場所󠄁に