Page:Kokkaron1905.djvu/22

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す。此の故に意志を元素となし居る所の主權其者も亦絕へず變動せざるを得ざるなり。忠を敎ふるの必要は實に此に在り。

主權は絕對的に大ならざること。主權は結合せられたる意志なり。其結合には組織あり。此を以て單なる意志の結合よりも活動の全量は大なり。恰も分業の組織が生產をして大ならしむるが如し。抑も意志は如何にして結合するかと云ふに智識感情の結果として决定せらるゝなり。然れども個人意志の活動に限界あり。隨つて組織が如何に良好なればとて絕對的に大なること能はざるなり。是の故主權は絕對