Page:Gunshoruiju27.djvu/179

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は。他人にさきをかけさせ。大事ならん時は。たとひ百度といふとも。我一人の所作と心得べき也。いつはれるふるまひは。ことさら合戰にわろきなり。かやうの事。をろかなる身におもひ知事のみ侍れば。せめてのおやの慈悲のあまりに。我よりもなををろかならん子孫のために書付侍り。涯分身をまもり修て。万事に遠慮あるべきなり。

永德三年二月九日

沙彌判


右竹馬抄以立原萬藏本書寫