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Page:Gunshoruiju18.djvu/85

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さりき。いとえんにはつかしく。人に見えにくけに。そはうゐしきさまして物かたりこのみ。よしめき歌かちに。人を人ともおもはす。ねたけに見おとさんものとなん。みな人々いひおもひつゝにくみしを。みるにはあやしきまておいらかに。こと人かとなんおほゆるとそ。みないひ侍るにはつかしく。人にかうおひそイけ物と。見おとされにけるとは思ひ侍れと。たゝこれそ。わか心とならひもてなし侍ありさま。宮のおまへも。いとうちとけてはみえしとなんおもひしかと。人よりけにむつましうなりにたるこそと。の給はするおり侍り。くせしくやさしたち。はちられ奉る人にも。そはめたてられて侍らまし。さまよう。すへて人は。おいらかにすこし心をきて。のとやかにおちゐぬるをもとゝしてこそ。ゆへもよしも。おかしくうしろやすけれ。もしは。いろめかしくあたしけれと。本性の人からくせなく。かたはらのため見えにくきさませすたになりぬれは。にくうは侍るまし。我はとくすしく。くちもちけしきことしくなりぬる人は。たちゐにつけて。われよういせらるゝほとに。その人にはめとゝまる。めをしとゝめつれは。かならすものをいふこと葉の中にも。きてゐるふるまひ。たちていくうしろにも。かならすくせは見つけらるゝわさに侍り。物いひすこしうちあはすなりぬる人と。人のうへうちおとしめつる人とは。まして。みゝもめも。たてらるゝわさにこそ侍へけれ。人のくせなきかきりは。いかてはかなきことのはをもきこえしとつゝみ。なけのなさけつくらまほしう侍り。人すゝみて。にくいことしいてつるは。わろきことをあやまちたらむも。いひわらはんに。はゝかりなうおほえ侍り。いと心よか