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Page:Gunshoruiju18.djvu/84

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ひに。ひまもなくつみて侍もの。ひとつにはふる歌ものかたりの。えもいはすむしのすになりにたる。むつかしくはいちれは。あけてみる人も侍らす。かたつかたに。ふみともわさとをきかさねし。人も侍らすなりにしのち。てふるゝ人もことになし。それらを。つれせめてあまりぬる時。ひとつふたつひき出て見侍るを。女房あつまりて。おまへはかくおはすれと。御さいはひはすくなきなり。なてう女かまんな眞名ふみはよむ。むかしは經よむをたに。人はせいしきと。しりうこちいふをきゝ侍るにも。物いみける人の。ゆく末いのちなかゝるめる。よしともみえぬためしなりと。いはまほしく侍れと思ひくまなきやうなり。ことはたさもあり。よろつのこと。人によりてことなり。ほこりかにきらしく。心地よけにみゆる人有。よろつつれなる人の。まきるゝことなきまゝに。古きほんこ反故ひきさかし。をこなひかちにくちひゝらかし。すゞのをとたかきなと。いと心つきなく見ゆるわさなりと思給へて。心にまかせつへきことをさへ。わかつかふ人のめにはゝかり心につゝむ。まして人の中にましりては。いはまほしきことも侍れと。いてやとおもほえ。心うましき人には。いひてやくなかるへし。物もときうちし。我はと思へる人の前にては。うるさけれは。ものいふこともものうく侍。ことにいとしも物のかたえたる人はかたし。たゝわか心のたてつるすちをとらへて。人をはなきになすめり。それこゝろより外の我おもかけをはつとみれと。えさらすさしむかひ。ましりゐたることたにあり。しかしかさへもとかれしかなイと。はつかしきにはあらねとむつかしとイおもひて。ほけられたる人に。いとゝなりはてゝ侍れは。かうはをしはから