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Page:Gunshoruiju18.djvu/63

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位少將なとをよひよせて。しそくさゝせて人々はみる。うちのたいはん所にもてまいるへき。あすよりは御ものいみとて。こよひみないそきてとりはらひつゝ宮の大夫みすのもとに參りて。上達部おまへにめさんとけいし給。きこしめしつとあれは。殿よりはしめ奉りて。みなまいり給。はしのひんかしのつまとのまへまてゐたまへり。女房ふたへみへつゝゐわたされたり。みすともを。そのまにあたりて居給へる人々。よりつゝ卷あけ給ふ。大納言の君。宰相のきみ。こ少將の君。宮の內侍とゐ玉へり。右のおとゝよりて。御木丁のほころひゝきたちみたれ給ふ。さたすきたりとつきじろふもしらす。あふきをとり。たはふれことのはしたなきもおほかり。大夫かはらけとりて。そなたにいて給へり。みの山うたひて。御あそひさまはかりなれと。いとおもしろし。そのつきのまのひんかしのはしらもとに。右大將實資よりて。衣のつま袖くちかそへ給へるけしき人よりことなり。ゑひのまきれをあなつりきこえ。又たれかとはなとおもひ侍て。はかなきこともいふに。いみしくされ。いまめく人よりも。けにこそおはすへかめれ。しかさかつきのずんのくるを。大將はおち給へと。れいのことならひの千とせ萬代にてすきぬ。左衞門督。あなかしこ。このわたりに若むらさきやさふらふと。うかゝひ給ふ。源氏にかゝるへき人見え給はぬに。かのうへは。まいていかてものし給はんと聞ゐたり。三位のすけ。かはらけとれなとあるに。侍從の宰相たちて。內のおとゝのおはすれは。しもよりいてたるをみて。おとゝゑひなきしたまふ。權中納言すみのまのはしらもとによりて。兵部のおもとひこしろひ。きゝにくきたはふれこゑも。殿のたまはす。おそろしかるへ