Page:Gunshoruiju18.djvu/62

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かあされかましとおもへははなたす。御いかは。霜月のついたちの日。れいの人々の。したてゝのほりつとひたる。御前の有さま。繪にかきたる物あはせの所にそ。いとようにて侍し。御丁の東のおましのきはに。みきちやうを。おくのみさうしよりひさしのはしらまて。ひまもあらせすたてきりて。南おもてにおまへの物はまいりすへたり。にしによりておほみやのおもの。れいのちんのおしき。なにくれのたいなりけんかし。そなたのことはみす。御まかなひ宰相の君。さぬきとりつく。女房もさいしもとゆひなとしたり。わか宮の御まかなひは大納言のきみ。ひんかしによりてまいすへたり。ちいさき御たい。御さらとも。御箸のたい。すはまなとも。ひいなあそひの具とみゆ。それよりひんかしのまのひさしのみすすこしあけて。辨の內侍。中つかさの命婦。小中將の君なと。さへいかきりそとりつきつゝまいる。おくにゐて。くはしうは見侍らす。こよひ小輔のめのと色ゆるさる。こゝしきさまうちしたり。宮いたき奉れり。御丁のうちにて。とのゝうへ。いたきうつし奉り給て。ゐさりいてさせ給へり。ほかけの御さまけはひことにめてたし。あかいろのからの御そ。ちすりの御裳。うるはしくさうそき給へるも。かたしけなくもあはれにみゆ。大みやはえひそめの五への御そ。すはうの御こうちきたてまつれり。殿。もちゐはまいり給ふ。上達部の座は。れいの東のたいのにしおもてなり。いま顯光 公季の大臣もまいり給へり。はしのうへにまいりて。またゑひみたれてのゝしり給ふ。おりひつ物。こものともなと。殿の御かたより。まうちきみたちとりつゝきてまいれる。かうらんにつゝけてすへわたしたり。たちあかしの光の心もとなけれは。四