Page:Gunshoruiju18.djvu/47

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ゐたる人々。大納言の君。こ少將の君。宮のないし。辨の內侍。中務の君。たいふの命婦。大式部のおもと。殿のせんじよ。いと年へたる人々の。かきりにて。心をまとはしたるけしきともの。いとことはりなるに。また見奉りなるゝほとなけれと。たくひなくいみしと。心ひとつに覺ゆ。またこのうしろのきはにたてたるきちやうのとに內侍の姸子[中務のイ]めのと。威子の少納言のめのと。いと嬉子のこしきふのめのとなと。をしいりきて。みちやうふたつかうしろのほそみちを。え人もとをらす。行ちかひみしろく人々は。そのかほなとも見わかれす。殿の公達。宰相中將。かねたか。四位の少將。まさ道。なとをはさらにもいはす。左宰相中將。經房。宮の齊信なと。れいはけとをき人々さへ。御木丁のかみより。ともすれはのそきつゝ。はれたるめともを見ゆるも。よろつはちわすれたり。いたゝきには。うちまきの雪のやうにふりかゝり。をししほみたるきぬの。いかに見くるしかりけんと。のちにそおかしき。御いたゝきの御くしおろし奉り。御ことうけさせ奉り給ふほと。くれまとひたるこゝちに。こは如何なることと。あさましうかなしきに。たいらかにせさせ給て。のちのことまたしきほと。さはかり廣きもや[のイ]南のひさしかうらんのほとまて。たちこみたる僧も俗も。今一よりとよみてぬかをつく。ひんかしおもてなる人々は。殿上人にましりたるやうにて。こ中將の君の。左頭賴定に見あはせて。あきれたりしさまを。後にそ人々いひ出てわらふ。化粧なとのたゆみなく。なまめかしき人にて。曉にかほつくりしたりけるを。なきはれ。淚に所々ぬれそこなはれて。あさましうその人となんみえさりし。宰相の君のかほかはりし給へるさまなとこそ。いとめ