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といふ易の根本の假定に本きて九七に付き九を以て老陽となし、八六に付き六を以つて老陰とした。而して易は變を尙ぶがために九六の數を以て陰陽を示したのである。

 初九といふは下より第一番の陽を指し、九二といふは下より第二番上九といふは第六番の陽を指す。六に付いても亦同じでる。

五 六十四の意味

イ 六十四卦の包含的なること

 六十四卦が極めて包含的であることは前述せる處に由りて想像せられる。自然界の現象は勿論、人事界一切の現象は皆其中に包含せらる となすのである。少くとも占筮を許すの精神は此れである。占筮は何々と種類を限らない。如何なることでも占ふことが出來る。如何なることでも六十四卦で表はされて居ると見るにあらざれば占筮せんとす