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Page:Danpen Hagiwara KyojiroShishu.djvu/54

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貴樣の長髮にも今日未練なく別れやう
周圍の喧騷にまぎれて小賢しくも騷ぎ
曲りくねつて吹けば飛ぶやうな理論のさても實行不可能かな
皮肉に誰が言ふのでもない 野次馬フアンは語り疲れたらお休みなさい
次第にこれから喋つても喋つても まくし立てる事とは
別の世界が來る
我々が求める眞實は 只そこにあるだけなのだ。


斷 片 45


黨の委員とか何んとかフケのたまつた連中が
とも角堂々たる紙屑籠をひけらかしてる