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Page:Danpen Hagiwara KyojiroShishu.djvu/53

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口を抑へられてゐる者はすでに盛り返してゐるのだ
逆に驀進して來ると云ふ方則は最後に立つてゐる人間の決意だ
活字を羅列させるだけの頭の中には美學も無ければならないし
萬能藥も貼られなければならない
熊の如き人間の眼とニタニタ笑ふ目とは異ふ
よし 應援のビラを書いても「ウソツキ」の心臟は依然ウソツキである
ペンと丸太とピストルでは元々比較にならない。


斷 片 44


これはスパイに言ふのぢやない
革命と云ふものを誇大盲想するスパイ先生に