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ぜざらん。それ攻むる者は其城を攻め其陣を擊つのみに止まらず、必ず其心を攻むるの術有り。守る者は其壁を完うし其陣を堅うするのみに止まらず、必ずや吾が氣を守つて待つあり。大にして之れを言ふときは君たるの道なり、小にして之れを言ふときは將たるの法なり。夫れ其の心を攻むる者は所謂彼を知る者なり、我が氣を守る者は所謂
太宗曰く「孫子三軍氣を奪ふべきの法を謂ふ。朝の氣は銳く晝の氣は惰り暮の氣は歸る、善く兵を用ふる者は其銳氣を避け其惰氣を擊つとは如何。」靖曰く「夫れ生を含み血を
ぜざらん。それ攻むる者は其城を攻め其陣を擊つのみに止まらず、必ず其心を攻むるの術有り。守る者は其壁を完うし其陣を堅うするのみに止まらず、必ずや吾が氣を守つて待つあり。大にして之れを言ふときは君たるの道なり、小にして之れを言ふときは將たるの法なり。夫れ其の心を攻むる者は所謂彼を知る者なり、我が氣を守る者は所謂
太宗曰く「孫子三軍氣を奪ふべきの法を謂ふ。朝の氣は銳く晝の氣は惰り暮の氣は歸る、善く兵を用ふる者は其銳氣を避け其惰氣を擊つとは如何。」靖曰く「夫れ生を含み血を