コンテンツにスキップ

Page:Basho Haiku Zenshu.djvu/31

提供:Wikisource
このページは校正済みです

    春もやゝ景色とゝのふ月と梅

    梅柳さぞ若衆かな女哉

    かぞへ來ぬ屋敷々々の梅柳

     松嶋

松の花

    松の花苫屋見に來る夕哉

     高砂の松は寬永年中に枯れけり今若木尙古を恐れけり

    植ゑかへて目出度松の綠哉

    古川にこびて芽を張る柳哉

     梅若塚にて