コンテンツにスキップ

ヘルプ:名前空間

提供:Wikisource
H:NSから転送)
名前空間
ウィキソース日本語版の名前空間名
本体 ノート
番号 名前 番号 名前
0 標準 1 トーク
2 利用者 3 利用者・トーク
4 Wikisource 5 Wikisource・トーク
6 ファイル 7 ファイル・トーク
8 MediaWiki 9 MediaWiki・トーク
10 テンプレート 11 テンプレート・トーク
12 ヘルプ 13 ヘルプ・トーク
14 カテゴリ 15 カテゴリ・トーク
102 作者 103 作者・トーク
250 Page 251 Page talk
252 Index 253 Index talk
828 モジュール 829 モジュール・トーク
疑似名前空間
-1 特別
-2 メディア

名前空間(なまえくうかん、namespace)は、端的に言えばウィキソース上の各ページが属する分野のことです。例えば「日本国憲法」のような資料は「標準名前空間」という名前空間に属し、「利用者:Example」のような利用者ページは「利用者名前空間」に属します。

ウィキソース上でのページ名は一般に2つの部分で構成されます。例えば本ページの「Help:名前空間」というページ名は、名前空間名の「Help」と題名の「名前空間」を半角コロン (:) でつないだ形になっています。このうち名前空間名については、それが題名の前に付けられることから「プレフィックス(接頭辞)」とも呼ばれます。なお、「日本国憲法」のような標準名前空間に属するページでは、ページ名は題名のみで表されます。

名前空間という概念は、2002年1月にインストールされたMediaWikiソフトウェアから導入されました。プログラミングをかじった人ならC++Java名前空間と同様だと考えれば、理解しやすいでしょう。名前空間導入前には、例えばウィキソースにおける著作権の方針を解説する項目を作成する際には、例として著作権一般について解説する「著作権」の項目と分けるために「ウィキソースの著作権」などのページ名をつけなければなりませんでした。しかし今では Wikisource名前空間において「著作権」という題名のページ(「Wikisource:著作権」)を作成することで、資料としての「著作権」の項目とウィキソースにおける著作権関連のルールなどを扱うページを簡単に分けることができます。

いわゆる「パイプを使った技」は名前空間を使うリンクでも動作します。[[Wikisource:著作権|]] のようにマークアップすることで、生成されるリンクには名前空間が表示されなくなります(詳細はw:Help:パイプ付きリンクを参照してください)。

現在のウィキソース日本語版にある名前空間の最新の情報はAPIからも確認できます。

詳細

[編集]
種類 番号 名前空間名 プレフィックス タブでの表示[注 1] エイリアス
既定の名前
(日本語)
既定の名前
(英語)
その他

-2 メディア メディア なし メディア Media なし
-1 特別 特別 特別ページ 特別 Special なし

0 標準 なし ページ なし なし なし
1 トーク トーク 議論 トーク talk なし
2 利用者 利用者 利用者ページ 利用者 User なし
3 利用者・トーク 利用者・トーク 議論 利用者・トーク User talk なし
4 Wikisource Wikisource プロジェクトページ なし Project なし
5 Wikisource・トーク Wikisource・トーク 議論 なし Project talk なし
6 ファイル ファイル ファイル ファイル File 画像、Image
7 ファイル・トーク ファイル・トーク 議論 ファイル・トーク File talk 画像‐ノート、Image talk
8 MediaWiki MediaWiki メッセージ MediaWiki MediaWiki なし
9 MediaWiki・トーク MediaWiki・トーク 議論 MediaWiki・トーク MediaWiki talk なし
10 テンプレート テンプレート テンプレート テンプレート Template なし
11 テンプレート・トーク テンプレート・トーク 議論 テンプレート・トーク Template talk なし
12 ヘルプ ヘルプ ヘルプページ ヘルプ Help なし
13 ヘルプ・トーク ヘルプ・トーク 議論 ヘルプ・トーク Help talk なし
14 カテゴリ カテゴリ カテゴリ カテゴリ Category なし
15 カテゴリ・トーク カテゴリ・トーク 議論 カテゴリ・トーク Category talk なし



102 作者 作者 作者 なし なし なし
103 作者・トーク 作者・トーク 議論 なし なし なし
250 Page Page Page なし なし なし
251 Page talk Page talk 議論 なし なし なし
252 Index Index Index なし なし なし
253 Index talk Index talk 議論 なし なし なし



828 モジュール モジュール モジュール モジュール Module なし
829 モジュール・トーク モジュール・トーク 議論 モジュール・トーク Module talk なし

本体の名前空間

[編集]
標準名前空間
通常の資料に使用されます。リンクを作成する際には記事名だけで名前空間名の指定は不要です。記事名前空間通常名前空間main名前空間などとも呼ばれます。
利用者名前空間
ウィキソース利用者が自己紹介や個人的なメッセージを書いたりするためのページが収容され、例えば「Example」という利用者のページであれば [[利用者:Example]] のように書きます。
Wikisource名前空間
ウィキソースのルール、公表文書など、ウィキソース自身についての情報を記述したページをおくのに使用されます。リンク作成時には [[Wikisource:ページ名]] のように書きます。
ファイル名前空間
画像や音声ファイルなどの著作権などを説明する「ファイルページ」が収容されます。ファイルページは画像や音声・動画などのファイルそれぞれに1ページずつ存在し、ファイルのデータへのリンクが含まれます。ファイルへのリンク方法には3種類あります。
  • [[ファイル:ファイル名.拡張子]] - ファイルをページに直接貼り付け、表示させます。詳しくはヘルプ:画像の表示を参照してください。
  • [[:ファイル:ファイル名.拡張子]] - ファイルページへのリンクを作成します(「ファイル」という名前空間名の前に半角コロン (:) を付けます)。
  • [[メディア:ファイル名.拡張子]] - メディアという擬似名前空間を利用して、ファイルへの直接リンクを作成します(クリックをするとファイルそのものだけが表示されます)。
MediaWiki名前空間
ウィキソースのあちこちにあらわれるラベルなどのシステムメッセージのようなインターフェース用の文章などが収容されます。この名前空間のページは、管理者のみ編集可能です。どのようなメッセージが保存されているかは表示メッセージの一覧から確認できます。詳しくはヘルプ:システムメッセージを参照してください。
テンプレート名前空間
定型文(テンプレート)を記述したページが収納される空間です。「Template:ページ名」というページの内容は他のページ中で {{ページ名}} と書くことで呼び出せます。詳しくはw:Help:テンプレートを参照してください。
ヘルプ名前空間
このページのような、ウィキソースの操作方法などについてのヘルプがおかれます。
カテゴリ名前空間
カテゴリ(分類)を作り、一覧するページが収容されます。詳しくはヘルプ:カテゴリを参照してください。
作者名前空間
作者に関する情報や、作者の著作物を一覧するページが収容されます。
Page名前空間
校正ページ拡張機能によって管理される各ページごとの校正用ページが収容されます。
Index名前空間
校正ページ拡張機能によって管理される校正の進捗状況や文書の簡単な要約が収容されます。詳しくはヘルプ:Indexファイルの基本ガイドを参照してください。
モジュール名前空間
mw:Extension:Scribuntoが使うスクリプトが収容されます。

ノートの名前空間

[編集]

上記の11種の基本となる名前空間には、そのいずれにも対話のための名前空間が付随し、各ページについて、議論を交すページになります。また「利用者・トーク」ページは、特定の記事に関係せず、その利用者と議論したい場合にも使われます。詳しくはヘルプ:ノートページをご覧ください。

本体ページとノートページを行き来する際に用いるタブ(リンク)名は名前空間によって異なる表現になっています(一部の古い外装を除く)。「議論」タブ(リンク)はすべて「議論」です。

注意しなければならないのは、ノートの名前空間で「ノート」の前にある記号(‐)は、「全角ハイフン」(U+2010)と呼ばれる記号です。 似通った記号が多いため、入力する際は、コピーアンドペーストするか、IMEなどに辞書登録あるいは、一部のIMEでは「全角ハイフン」として表示されているため、それを利用してください。 あるいは、既定の名前を代わりに使用し、例えば、Help‐ノート:名前空間は、ヘルプ・トーク:名前空間あるいはHelp talk:名前空間を使用することで、このハイフンの混乱を防ぐことができます。

疑似名前空間

[編集]

MediaWikiには、2つの「疑似名前空間」があります。

特別名前空間
特別ページを収容する名前空間です。
メディア名前空間
文字列のリンクからファイルへ直接リンクします。リンクをクリックをするとファイルそのものが開くか、ローカルにダウンロードされます(例: メディア:Wiki.pngメディア:Suzumushi 06z3286.ogg)。

その他

[編集]

なお、名前空間名として使われていない文字列を接頭辞としてページを作成すると、それは標準空間に配置されます(例:マジック:ザ・ギャザリングPHP: Hypertext Preprocessorなど)。逆に、先頭が名前空間の接頭辞と一致する記事を作りたい場合、カテゴリ:フリークスのようにコロンを全角にするなど、一致しないように工夫する必要があります。

エイリアス

[編集]

いくつかの名前空間では、実際の名前空間名とは異なる名前を利用することが出来ます。

リンクなどは、この既定の名前を利用しても作成できるため、例えば、ヘルプ・トーク:名前空間(ウィキソース日本語版独自の名前)、Help‐ノート:名前空間Help talk:名前空間はすべて同じページを意味し、どのリンクも同じページに飛びます。 これは、主にいくつかの互換性のために設定されているもので、例えばファイル名前空間は、元々「画像」名前空間であったので、それ以前から存在するリンクが正常に働くように利用されます。

既定の名前

[編集]

MediaWiki自体に、最初から既定されている名前空間名で、ウィキソース日本語版では、ほとんどの名前空間において、この既定の設定とは異なる独自の名前空間を利用しています。

既定の名前は、MediaWikiを利用しているウィキ全てに共通[注 2]なので、特に、各ウィキへの統一したリンクを生成する場合や、その言語の文字が読み取れずリンクが生成出来ない場合などに便利です。

ウィキソース日本語版には、日本語に地域化された名前と、元々の英語の既定の名前の2種類が存在しています。 日本語に地域化された名前は、ウィキソース日本語版と同様の、日本語を使用しているウィキで利用でき、例えばb:トーク:メインページは、ウィキブックス日本語版のメインページへのリンクとなります。 一方、英語の名前は、そのウィキの使用言語に関係なく全てに利用でき、例えばen:s:Project:Copyrightは、ウィキソース英語版の著作権に関する説明ページへのリンクとなります。

英語の既定の名前は、エイリアスではなく「カノニカル」とも呼ばれます。

注釈

[編集]
  1. 外装を、既定のベクター外装でないものを使用している場合は、異なる場合があります。
  2. ただし、ウィキメディアのウィキ以外の場合などでは、MediaWikiのバージョンが古い場合、あるいはそもそも意図的に既定の名前を無効化している場合があるので、その場合は利用出来ません。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]