貴族院衆議院守衞長守衞番長及守衞服裝規則

• 明治三十年一月十三日閣令第三号
• 施行:公文式第十条ないし第十二条
• 廃止:昭和二十二年五月三日
• 廃止法令:閣令の整理に関する総理廳令
• 常用漢字表記:貴族院衆議院守衛長守衛番長及守衛服装規則
• 註: 內は内、著は著、節は節、勤は勤、暑は暑、黑は黒のJIS標準漢字 (JIS X 0208) 外の異体字である。Unicode表のBMP（基本多言語面、0面）が表示できるブラウザ環境でなければ、正しく表示されない。なお、U+FA30からU+FA60の文字は、JIS X 0213対応のフォントを指定してある。

構成

• 第1条
• 第2条
• 第3条
  • 第1号
  • 第2号
  • 第3号
  • 第4号
  • 第2項
• 第4条
• 第5条
• 第6条
• 第7条

貴族院衆議院守衞長守衞番長及守衞服裝規則左ノ通定ム

明治三十年一月十三日

內閣總理大臣伯爵松方正義

守衞長守衞番長及守衞服裝規則

第一條　守衞長守衞番長ノ服裝ヲ分チテ正裝略裝ノ二種トシ守衞ノ服裝ハ正裝ノミトス

第二條　正裝トハ正帽、正衣、正袴、手套及下襟ヲ著 用スルヲ云ヒ略裝トハ正帽、正衣、略袴、手套及下襟ヲ著 用スルヲ云フ

第三條　正裝ヲ著 用スル場合左ノ如シ

一	新年參賀
二	三大節 參賀及祭典參拜
三	叔位叔勳及之ニ均シキ場合
四	一般大禮服及通常禮服着用スヘキ場合

守衞ハ總テ勤 務ノトキニ在テモ正裝ヲ著 用スヘシ

第四條　守衞長守衞番長ノ略裝ハ議會開會中及當直勤 務ノ際著 用スヘシ

第五條　外套及覆面ハ雨雪ノ際又ハ防寒ノ爲メ、日覆ハ炎暑 ノ際ニ著 用スヘシ但シ儀式祭典ノ場所及上官ノ室內又ハ議場、傍聽席ニ於テハ此ノ限ニアラス

第六條　靴ハ黑色革製ニ限ルモノトス

第七條　外套ヲ携帶スルニハ附屬品ヲ內ニ納メ適宜捲收シ兩端ヲ結束シ左肩ヨリ斜ニ右腋下ニ掛クルモノトス