臺灣總督府管內街、庄、社ニ長ヲ置クノ件

• 明治三十年五月三日勅令第百五十七号
• 施行:明治三十年五月三日
• 廃止:明治四十三年二月一日→臺灣街庄社ニ區長及區書記ヲ置クノ件
• 底本:台湾総督府管内街、庄、社ニ長ヲ置クノ件・御署名原本、国立公文書館
• 註: 以下のリストに掲載される漢字はJIS X 0208外の異体字であり、Unicode表のBMP（基本多言語面、0面）が正しく表示できない環境によっては正しく記されない可能性がある。尚U+FA30からU+FA60の文字は、JIS X 0213対応のフォント（IPAフォント等）による記述を行っている。

  • 凡例

    親字 → 異体字 (Unicode番号) ; 異体字の説明。

  • 内 → 內 (U+5167) ; 「人」の部分が「入」となる字形
  • 社 → 社 (U+FA4C) ; 偏が「示」となる字形
  • 黒 → 黑 (U+9ED1) ; 「黔」の偏部分となる字形
  • 清 → 淸 (U+6DF8) ; 旁が「倩」の旁部分となる字形
  • 隆 → 隆 (U+F9DC) ; 「嶐」の「山」を除いた部分
  • 署 → 署 (U+FA5A) ; 「者」の部分が「偖」の旁部分となる字形

朕臺灣總督府管內街、庄、社ニ長ヲ置クノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム

御名御璽

明治三十年五月三日

內閣總理大臣臨時代理
樞密院議長伯爵黑田淸隆
拓殖務大臣子爵高島鞆之助

勅令第百五十七號
第一條

臺灣總督府管內各街、庄、社若ハ數街、庄、社ニ長ヲ置ク

第二條

街、庄、社長ハ辨務署長ノ指揮命令ヲ承ケ部內ノ行政事務ヲ補助執行ス

第三條

街、庄、社長設置ニ關シ必要ナル規程ハ臺灣總督之ヲ定ム

第四條

街、庄、社長ニハ事務費トシテ一箇月十五圓以內ヲ給スルコトヲ得