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桜川 (地歌)

提供:Wikisource

新玉あらたまの、春は氷も解け初めて、浪の花こそよすらめと、瀬々せぜ白浪しらなみしげければ、かすみ、うながす浮島の、げにおもしろや、昔の春もいまもなほ、変らで花の美はしき、水もにごらぬ桜川。


  • 底本: 今井通郎『生田山田両流 箏唄全解』中、武蔵野書院、1975年。

この作品は1929年1月1日より前に発行され、かつ著作者の没後(団体著作物にあっては公表後又は創作後)100年以上経過しているため、全ての国や地域でパブリックドメインの状態にあります。