大齋の晩課及び先備聖体礼儀の「主よ爾に籲ぶ」

提供:Wikisource
ナビゲーションに移動 検索に移動
wikisource:宗教

大齋の晩課及び先備聖体礼儀に歌ふ所の「主よ爾に籲ぶ」、其他の次第。


若し大四旬齋ならば、第十八「カフィズマ」、「われうれひうちに主に呼びしに」の後、遇ふ所の調に依りて。「主よ爾に籲ぶ」を歌ふ。

右列詠隊、 しゅよ、なんぢぶ、すみやかわれいたたまへ、しゅよ、われたまへ。

しゅよ、なんぢぶ、すみやかわれいたたまへ、なんぢときいのりこゑたまへ。しゅよ、われたまへ。

左列詠隊、 ねがはくはいのりこうかおりごとなんぢかんばせまへのぼり、ぐるはくれまつりごとれられん。

しゅよ、われたまへ。
次ぎて序を逐ひて以下の句。

右、 しゅよ、くちまもりき、くちびるもんふせたまへ、

左、 こころよこしまなることばかたぶきて、ほうおこなひとともに、つみいひわけせしむるなかれ、

右、 ねがはくはわれかれあまめざらん。

左、 じんわればつすべし、きょうじゅつなり、われむべし、うるはしきあぶらこうべなやますあたはざるものなり。

右、 たゞいのりかれあくてきす。かれしゅちょういはあいださんじ、ことばにゅうなるをく。

左、 われつちごとくだき、ほねごくくちりてつ。

右、 しゅよ、しゅよ、たゞなんぢあふぎ、われなんぢたのむ、たましひしりぞくるなかれ。

左、 ためもうけられしわなほうしゃあみよりわれまもたまへ。

右、 けんしゃおのれあみかかり、たゞわれぐるをん。

左、 こゑもつしゅび、こゑもつしゅいのり、

右、 いのりそのまへそそぎ、うれひそのまへあらはせり。

左、 たましひわれうちよわりしときなんぢわれみちれり、

右、 みちおいて、かれひそかためあみもうけたり。

左、 われみぎそそぐに、ひとりわれみとむるものなし、

右、 われのがるるところなく、たましひかへりみものなし。

左、 しゅよ、われなんぢびてへり、なんぢわれかくれがなり、けるものおいわれぶんなり。

右、 ぶをたまへ、われはなはだよわりたればなり、

左、 われはくがいするものよりすくたまへ、かれわれよりつよければなり。

左の十句は十段のスティヒラの時に併せ用ゐる。

右、 たましひひとやよりいだして、われなんぢさんえいせしめたまへ。

左、 なんぢおんわれたまはんときじんわれめぐらん。

八段に、

右、 しゅよ、われふかところよりなんぢぶ。しゅよ、こゑたまへ。

左、 ねがはくはなんぢみみいのりこゑれん。

六段に、

右、 しゅよ、なんぢほうたゞさば、しゅよ、たれたん。しかれどもなんぢゆるしあり、ひとなんぢまへつゝしまんためなり。

左、 われしゅのぞみ、たましひしゅのぞみ、われかれことばたのむ。

四段に、

右、 たましひしゅつこと、ばんにんあさち、ばんにんあさつよりはなはだし。

左、 ねがはくはイズライリしゅたのまん、けだしあわれみしゅにあり、おほいなるあがなひかれにあり、かれイズライリそのことごとくのほうよりあがなはん。

右、 ばんみんよ、しゅげよ、ばんぞくよ、かれあがげよ、

左、 けだしかれわれほどこあわれみおほいなり、しゅしんじつながそんす。

光榮、今も。聖入。

せいにしてふくたるじょうせいなるてんちちせいなるこうえいおだやかなるひかりイイスス ハリストスよ、われいりいたり、くれひかりて、かみちちせいしんうたふ。いのちたまかみよ、なんぢいつけいけんこゑにてうたはるべし、ゆゑせかいなんぢあがむ。

ポロキメンパリミヤおわりて後、司祭歌ふ、

ねがはくはいのりこうかおりごとなんぢかんばせまへのぼり、ぐるはくれまつりごとれられん。

詠隊同じく歌ふ、「願はくは我が禱は香爐の香の如く」。

司祭、句、しゅよ、なんぢぶ、すみやかわれいたたまへ、なんぢときいのりこゑたまへ。

詠隊、「願はくは我が禱は香爐の香の如く」。

司祭、句、しゅよ、くちまもりき、くちびるもんふせたまへ。

詠隊、「願はくは我が禱は香爐の香の如く」。

司祭、句、こころよこしまなることばかたぶきて、つみいひわけせしむるなかれ。

詠隊、「願はくは我が禱は香爐の香の如く」。

司祭復歌ふ、

願はくは我が禱は香爐の香の如く爾が顔の前に登り、

詠隊、我が手を挙ぐるは暮の祭の如く納れられん。

ヘルウィムの歌に代へて歌ふ、第六調。

いまてんぐんえずしてわれともほうす、けだしよ、こうえいおうたまふ、よ、みつまつりすでそなはりてになたてまつらる。しんあいとをもつちかづくべし、えいえんいのちあづかものらんためなり。「アリルイヤ」、「アリルイヤ」、「アリルイヤ」。

キノニク、第八調。

あぢはへよ、しゅいかじんなるをん。「アリルイヤ」、「アリルイヤ」、「アリルイヤ」。

聖錫を挙示する後、おもむろかいの聲を以て歌ふ、第八調に依る。

われいづれときにもしゅげん、かれむるはくちり。てんかていのちしゃくとをあぢはへよ、しゅいかじんなるをん。「アリルイヤ」、「アリルイヤ」、「アリルイヤ」。

聖錫を納むる時に歌ふ、

主よ、願はくは我が口は讃美に満てられて云云(第二〇一頁を看よ)[1]

次ぎて「願はくは我が口は讃美に満てられて」。三次。

聖詠

われいづれときにも主を讃め揚げん云云


出典[編集]

連接歌集(p.202より) 国立国会図書館 デジタルコレクション

脚注[編集]

  1. しゅよ、ねがはくはくちさんてられて、われなんぢこうえいうたはん、なんぢわれしんせいにしてふしなるいのちほどこなんぢせいみつくるをゆるしたればなり、いのる、われなんぢせいせいまもりて、しゅうじつなんぢならはしめたまへ。「アリルイヤ」。三次。(p.201より)
この文書は翻訳文であり、原文から独立した著作物としての地位を有します。翻訳文のためのライセンスは、この版のみに適用されます。
原文:

この作品は1927年1月1日より前に発行され、かつ著作者の没後(団体著作物にあっては公表後又は創作後)100年以上経過しているため、全ての国や地域でパブリックドメインの状態にあります。

 
翻訳文:

この著作物は、環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定の発効日(2018年12月30日)の時点で著作者(共同著作物にあっては、最終に死亡した著作者)の没後(団体著作物にあっては公表後又は創作後)50年以上経過しているため、日本においてパブリックドメインの状態にあります。


この著作物は、1927年1月1日より前に発行された(もしくはアメリカ合衆国著作権局に登録された)ため、アメリカ合衆国においてパブリックドメインの状態にあります。