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昭和一七年六月

標準漢字表

国語審議会


  1. 本表は近来わが国において漢字が無制限に使用せられ,社会生活上少なからぬ不便があるので, これを整理統制して,各官庁および一般社会において使用せらるべき漢字の標準を示したものである。
  2. 本表の漢字は臨時国語調査会発表の「常用漢字表」実行の状況に照し, 時運の要求に応じて選定したものである。
  3. 本表の漢字はこれを常用漢字,準常用漢字,特別漢字の三種に分ける。
    常用漢字は国民の日常生活に関係が深く,一般に使用の程度の高いものである。
    !!!

〔備考〕[編集]

  1. 代名詞,副詞,接続詞,感動詞,助動詞および助詞はなるべく仮名で書く。
  2. 外国(満州国,中華民国を除く)の地名,人名および外来語は原則として仮名で書く。
    ただし
    「欧米」「独仏」「仏印」「蘭印」等の用例は従来の慣例に従ふも差支ない。
  3. 本表にない漢字は固有名詞を除き原則として仮名で書く。
    ただし
    仮名で書いては不明な場合には漢字を用ひて振仮名をつける。

標準漢字表[編集]

部首 常用漢字 準常用漢字 特別漢字
⼀部 一 丁 七 丈󠄁 三 上 下 不 世 丙 且 丘
⼁部
⼂部 丸 主
⼃部 久 乘 乃 之 乏
⼄部 乙 九 乳󠄁 乱 (亂) 乞 也 乾

この著作物は、日本国の旧著作権法第11条により著作権の目的とならないため、パブリックドメインの状態にあります。同条は、次のいずれかに該当する著作物は著作権の目的とならない旨定めています。

  1. 法律命令及官公󠄁文󠄁書
  2. 新聞紙及定期刊行物ニ記載シタル雜報及政事上ノ論說若ハ時事ノ記事
  3. 公󠄁開セル裁判󠄁所󠄁、議會竝政談集會ニ於󠄁テ爲シタル演述󠄁

この著作物はアメリカ合衆国外で最初に発行され(かつ、その後30日以内にアメリカ合衆国で発行されておらず)、かつ、1978年より前にアメリカ合衆国の著作権の方式に従わずに発行されたか1978年より後に著作権表示なしに発行され、かつ、ウルグアイ・ラウンド協定法の期日(日本国を含むほとんどの国では1996年1月1日)に本国でパブリックドメインになっていたため、アメリカ合衆国においてパブリックドメインの状態にあります。