ドブロトリュビエ/第1巻/アバ・イザヤの言葉

Wikisource:宗教 > ドブロトリュビエ

• 底本: *ドブロトリュビエ (Philokalia)（ロシア語）
• ウィキソースによる日本語訳

ドブロトリュビエ　第1巻

————————————

アバ・イザヤの言葉

1

アバ・イザヤはこう言いました : 同じ事故が罪人にも義人にも降りかかるのですから、不幸にさらされている人は皆、過去の罪のせいで不幸にさらされていると考えるべきではありません。

2

自分のためだけにすべてを行う人は、あらゆる悪の中で最大の自己愛のために働き、そこから孤立、非社交性、非友好性、虚偽、邪悪が生まれます。人間は孤立するように創造されたのではなく、自分と同じような人々、特に万物の創造主である神との交わりの中で生きるように創造されました。したがって、理性的な人は、神にとって大切な存在となるためには、探究心と神を愛さなければなりません。

3

アバ・イザヤは : 人間の栄光への愛から嘘が生まれると言いました。謙虚さによって嘘を背ける人は誰でも、心の中で神への恐れが高まります。神の栄光があなたから離れてしまわないように、この世の栄光を愛してはなりません。

4

奉仕を行うときに、あたかもふさわしくないかのように謙虚に奉仕を行うとき、それは神に受け入れられます。同時に、心の中に高慢な考えが生じ、それを受け入れ、眠っていて不注意な他の誰かを思い出して、考えの中で彼を非難する場合は、あなたの仕事が無駄であることを知ってください。

5

いつ、どのようにして謙虚になる人がいますか?　彼が舌を持っていないときは、彼が不注意であると誰かに言うか、彼を怒らせた人に反応してください。他人の罪を見る目がない。聴覚がありません - 聴覚は彼の魂にとって役に立ちません。誰にも打ち勝つ手はなく、誰にも何も責任を負わせませんが、誰もが自分の罪を責めます。

6

人はまず第一に、神への信仰と神への変わらぬ愛、また優しさ、悪に対する悪の無報復、困難な人生、謙虚さ、純粋さ、人類への愛、つまりすべての人への愛と従順を獲得しなければなりません。

7

世俗的なものと体の休息をすべて憎みなさい。それらはあなたを神の敵にしているからです。しかし、人間が敵を持って敵と戦争をするのと同じように、私たちも体を休ませないように、体と戦争をする必要があります。

8

兄弟は、「あなたの御名が崇められますように」という言葉の意味を尋ねました。長老は、「これは完璧な人の特徴です。情熱が私たちに取り憑いている間は、私たちの内にある神の御名を神聖化することは不可能だからです」と答えました。

9

再び彼は言った：話すよりも沈黙するのが好きです：沈黙は心が集まりますが、多くの会話は心が散り散りになるからです。

10

虚栄心に打ち勝つのは素晴らしいことだ。この狡猾な情熱に陥った者は優しさを欠き、誰に対しても冷淡で、最終的には傲慢と高慢に陥る――これは極悪であり、破壊の母である。男を喜ばせるために禁欲の報酬を失わないように、仕事の秘密を守り、心臓病に注意してください。なぜなら、主が言われたように、人々の前で誇示するために何かをする者は、自分から報酬を奪うことになるからです。

11

人々の間で有名になりたい人は妬みから自由になることはできず、妬みを持つ人は謙虚さを身につけることができません。そのような人は自分の魂を敵に裏切ったので、彼らはそれを多くの罪に巻き込み、それを破壊しました。無駄な栄光を逃れよ、そうすればあなたは次の世紀には神の栄光を受けるにふさわしい者となるだろう。

12

隣人を罪に定めようと思ったら、自分はその人よりも罪を犯していると思いなさい。しかし、自分が行っているように見える善行については、それが神に喜ばれるとは信じないでください。あなたの誠実さを非難することはありません。自己卑下は心の平和の場所です。

13

アバ・イザヤは、かつて弟が恥ずべき罪を犯しているのを見て、彼を叱責しなかったが、こう言った。「彼を創造した神がこれを見て彼を火刑にしないなら、誰が彼を有罪にするだろうか？」

14

再び彼は言いました：頭を置く場所のなかった方を思い出しましょう。これを理解してください、おい、賢明にならないでください。これは彼ですか、そして彼はあなたのために何になったのですか？あらゆる種類の主は奇妙であり、家がありません。ああ、主よ、人類に対するあなたの愛はなんとも言い表せないものでしょう！どうして私のためにそこまで謙虚になったのですか？でも、言葉ですべてを作ってしまったら、自分は寝転がる場所もなく、無駄なことばかり考えているクソ人間だと思いませんか？なぜ満腹感がないと目が見えなくなるのでしょうか？

15

謙虚さを身につけた人は、自分の兄弟の罪を引き受けて、こう言います。「私は罪を犯しました。」自分を賢いと考える者は兄弟を軽蔑し、非難しますが、自分を卑下する者は決して兄弟を非難しません。

16

知恵は話すことにあるのではなく、話すのに適切な時を知ることにある。理性を持って沈黙し、理性を持って話す。話す前に、適切な答えを返すために何を言えばよいかを考えてください。自分の知性を自慢しないでください。一番知っている人は、「私は何も知らない」と言う人です。知恵の冠は、自分自身を非難し、自分を他の誰よりも下に置くことです。

17

淫行は 5つの理由で激化します：無駄話、虚栄心、寝すぎ、見栄、過食です。放蕩戦争を避けたいなら、これらの情熱に屈しないでください。しかし、無駄なおしゃべりの代わりに、虚栄心の代わりに詩歌で身を固め、過度の睡眠の代わりにキリストの謙虚さを愛し、賢明な代わりに警戒して自分を守りましょう。服を着て、ボロ布を着て、過食する代わりに、禁欲と断食を習慣づけてください。情熱は、鎖のつながりのように、お互いを繋ぎ止めます。

18

このことを理解した金持ちは、自分の宝物を家の中に隠します。宝物が世間に公開されると嫉妬を呼び、王子に中傷されるからです。したがって、金持ちが自分の宝物を隠すのと同じように、高潔ではあるが謙虚な僧侶は自分の徳を隠します。そのような修道士は、自分の欲望を実行するのではなく、聖書の言葉に従って、毎時自分を責め、秘密の教えを自分に教えます。「私の心は私の内で暖かくなり、私の教えの中で火が燃え上がります」（詩編 38[39]:4)。これは何の火事でしょうか？「私たちの神は焼き尽くす火である」（ヘブル 12:29）という聖書の言葉を聞いてください。蝋(ろう) が火から溶け、厄介な不純物の泥が乾くのと同じように、秘密の教えから悪い考えは乾き、霊的な情熱は消え、心は啓発され、思考は明瞭になり、心は喜びで満たされます。秘密の教えは内なる人間を啓発するため、悪霊を傷つけ、邪悪な考えを追い払います。秘密の教えで武装する者は神によって強められ、天使たちから力を受け、人々の間で栄光を与えられます。秘密の教えと読書は魂の家であり、そこには通路はなく、動かない柱があり、魂は間違いなく救われる静かで穏やかな避難所があります。僧侶が秘密の教えを身につけていると、悪魔は興奮してよくしゃべります。祈り：神の御子、主イエス・キリストよ、私を憐れんでください。そして、一人で聖書を読むことによって、この隠された教えは心の鏡となり、良心の灯となります。隠された教えは淫行を根絶し、激怒を鎮め、怒りを追い払い、誇りを奪い、無益さ（空しいという悲しい感情）を引き裂き、くすぶっている落胆を和らげます。秘密の教えは主権者の心を啓発し、怠惰を追い払い、優しさを生み出し、神への畏れを植え付け、涙をもたらします。秘密の教えは、僧侶に、謙虚な謙虚さ、満足した徹夜、そして平穏な祈りをもたらします。邪念を払い、悪霊を倒し、身を清める祈願の宝物です。神聖な教えは忍耐を教え、禁欲を参加者とし、ゲヘナを宣言します。親密な教えは心を夢から遠ざけ、死のことだけを考えるように調整します。秘密の教えはあらゆる善行で満たされ、あらゆる美徳で飾られていますが、あらゆる悪行からは取り除かれています。それはこれから遠く離れたものではありません。

トップに戻る

この文書は翻訳文であり、原文から独立した著作物としての地位を有します。翻訳文のためのライセンスは、この版のみに適用されます。
原文:
翻訳文: