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国際連合安全保障理事会決議478

提供:Wikisource
1980年8月20日に開催された安全保障理事会第2245回会合において、投票により、賛成12、反対なし、棄権1(アメリカ合衆国)で採択された。

安全保障理事会は、

決議476(1980年)を想起し、

武力による領土の獲得は容認できないことを再確認し、

イスラエルのクセネトにおける、聖都エルサレムの性質と地位を変更すると宣言した「基本法」の制定と、それの平和と安全への影響を深く憂慮し、

イスラエルが決議476(1980年)を遵守していないことに留意し、

イスラエルが遵守しなかった場合には、決議476(1980)の全面的な実施を確保するために、国連憲章の関連規定に従って実際的な方法と手段を検討する決意を再確認し、

1.イスラエルによるエルサレムの「基本法」制定と関連する安全保障理事会決議の遵守の拒否を最も強い表現で非難する。

2.イスラエルによる「基本法」の制定は国際法に違反し、1967年6月以来占領されているエルサレムを含むパレスチナ及びその他アラブの領土において戦時における文民の保護に関する1949年8月12日の第四ジュネーヴ条約の適用に影響を与えないことを確認する。

3.聖都エルサレムの性質と地位を変更する、または変更を目的とした、占領勢力であるイスラエルの立法及び行政措置または行動、特にエルサレムにおける最近の「基本法」は無効であり、直ちに取り消さなければならないことを認定する。

4.この行動は、中東における包括的かつ構成かつ永続的な平和を達成するための深刻な障害になっていることを確認する。

5.エルサレムの性質の地位を変更するを求める、「基本法」やその他イスラエルによる行為は認めないことを決定し、

(a) 全ての加盟国がこの決定に同意すること。

(b) エルサレムに外交使節を設立した国は使節を聖都から撤収させること。

を要請する。

6.事務局長に対し、1980年11月15日より前に本決議の実施について安全保障理事会に報告するよう要請する。

7.引き続き、この深刻な状況に取り組むことを決定する。

この文書は翻訳文であり、原文から独立した著作物としての地位を有します。翻訳文のためのライセンスは、この版のみに適用されます。
原文:

この文書は、国際連合の公式文書であり、パブリックドメインの状態にあります。次の文書は、国際連合のAdministrative Instruction ST/AI/189/Add.9/Rev.2により、世界中でパブリックドメインの状態に置かれています(これは参考要旨です)。

  1. 国際連合の機関又は会議の手続に関する公式記録(議事録、付属機関・関連機関への報告書、決議集等)
  2. シンボルマークを付して公式に発表された国際連合の文書
  3. 国際連合の広報資料(主に国際連合の活動を周知するために作成された出版物、定期刊行物、パンフレット、プレスリリース、カタログ等。ただし販売されているものを除く。)
翻訳文:

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