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Page:Wagasyu Iisusu Harisutosu Sin yaku01.pdf/167
へり、
我爾等に
問はん
安息日には
善を
行ひ、
或は
惡を
行ふ、
生命を
救ひ、
或は
之を
滅す、
孰か
宜しき、
彼等黙然たり。
一〇遂に
衆人を
環視して、
斯の
人に
謂へり、
爾の
手を
伸べよ、
彼斯く
爲したれば、
其手は
健になりしこと
他の
手の
如し。
一一彼等狂ひ
怒りて、
互に
何をイイススに
爲さんと
議れり。
一二當日彼は
祈禱の
爲に
山に
登りて、
終夜神に
禱れり。
一三夜の
明くるに
及びて、
其門徒を
召し、
彼等の
中より
十二人を
選びて、
之を
使徒と
名づけたり。
一四即シモン、
名をペトルと
命ぜし
者、
及び
其兄弟アンドレイ、イアコフ
及びイオアン、フィリップ
及びワルフォロメイ、
一五マトフェイ
及びフォマ、アルフェイの
子イアコフ
及びシオン、
稱してジロトと
云ふ
者、
一六イアコフの
兄弟イウダ
及びイウダイスカリオト、
即後に
彼を
売りし
者なり。
一七イイスス
彼等と
偕に
下りて
平地に
立てり、
爰に
其衆くの
門徒、
及び
衆くの
民、イウデヤの
四方イエルサリムならびににティルとシドンとの
海浜よりして、
一八彼に
聴かん
爲、
且己の
病の
医されん
爲に
來りし
者、
又汚鬼を
患ふる
者ありき、
彼等医されたり。
一九衆民彼に
捫らんと
欲せり、
蓋能彼より
出でて、
衆を
医せり。
二〇彼は
目を
擧げて、
其門徒を
視て
曰へり、
神゜の
貧しき
者は
福なり、
神の
國は
爾等の