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Page:Wagasyu Iisusu Harisutosu Sin yaku01.pdf/168
有なればなり。
二一今飢うる
者は
福なり、
爾等飽くを
得んとすればなり。
今泣く
者は
福なり、
爾等笑ふを
得んとすればなり。
二二人の
子の
爲に
人々爾等を
憎み、
爾等を
絶ち、
且詬り、
爾等の
名を
惡しき
者として
棄つる
時は、
爾等福なり、
二三其日に
喜び
樂めよ、
天には
爾等の
賞多ければなり、
蓋彼等の
先祖は
是くの
如く
預言者に
行へり。
二四然るに
爾等富める
者は
禍なる
哉、
爾等既に
慰を
得たればなり。
二五今飽きたる
者は
禍なる
哉、
爾等飢ゑんとすればなり。
今笑ふ
者は
禍なる
哉、
爾等哀み
哭かんとすればなり。
二六人皆爾等の
事を
善く
言はん
時は、
爾等禍なる
哉、
蓋彼等の
先祖は
是くの
如く
偽預言者に
行へり。
二七我爾等聴く
者に
語ぐ、
爾等の
敵を
愛し、
爾等を
憎む
者に
善を
爲し、
二八爾等を
詛ふ
者を
祝福し、
爾等を
虐ぐる
者の
爲に
禱れ。
二九爾の
頬を
批つ
者には、
他の
頬をも
向けよ、
爾の
外服を
奪う
者には、
裏衣をも
取ることを
拒む
勿れ。
三〇凡そ
爾に
求むる
者には
與へ、
爾の
物を
取る
者は、
復之を
促す
勿れ。
三一人の
爾等に
行はんを
欲する
事は、
爾等も
是くの
如く
之を
人に
行へ。
三二爾等若し
爾等を
愛する
者を
愛せば、
爾等に
何の
感謝かあらん、
蓋罪人等も
彼等を
愛する
者を
愛す。
三三若し
爾等に
善を
行ふ
者に
善