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Page:Shisekisyūran17.pdf/473

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ち、うへもんのかうの人、めし候て、いたくらいかのかみものわひくわへられ やなきはらたいなこん殿かうしつ、やうりんゐん殿御ともにて、御くたり、これハせんこ申わけ、さういなきかと、御ふしんのため、またひとつハ てんしへ御いさめの御いけんとして、

九月十日にそつの御つほねの御ちの人、やなきはらのたいなこん殿かうしつ、やうりんゐん殿御しやうらくにて、御そうもんなされ、くにへはいるをせらるへきにあひさたまり候事

御くけしゆのしたい

 十一月八日に

をういのみかとたいなこん殿しそくちうしやう殿

まつ木しようしやう殿 みき御れうにんハさつまのくにいわうかしまへるさい

 十一月十日

くわさんのゐんしようしやう殿、ゑひすかしまへゑんる、こゝにあはれなる事あり、ちゝはゝ二人あわたくちまて、御をくり、人めをも御はゝかりなく、こゑをあけて、いまをなこりの事なれハ、なきかなしみたまふ、しそくしようしやう殿より、一しゆえいしたまひて、のこしをき給ふ、

 はなハねにかへるときけハわれもまたをなしわかはのはるをこそまて、とかやうにはんへり、をくりたまふ、これをきせんかんとくのよしあはれなるかな