二,羃の羃を作るには指數を乘ずべし,卽ち
(5) に於て m 1 , m 2 , … m n {\displaystyle m_{1},m_{2},\ldots m_{n}} を盡く m {\displaystyle m} に等しとなさば (6) を得べし,
三,指數を同じくせる羃の乘法は基數の乘法に歸す.
若し (7) の第二の等式に於て a , b , c … {\displaystyle a,b,c\ldots } を盡く a {\displaystyle a} に等しとし其數 n {\displaystyle n} なりとせば再び二を得べし. a {\displaystyle a} 若し b {\displaystyle b} の倍數ならば
1 {\displaystyle 1} の凡ての階級の冪は 1 {\displaystyle 1} に等し,基數 1 {\displaystyle 1} より大ならば冪の大小は指數の大小に伴ふ,指數の同一なる羃の大小は基數の大小に伴ふ,卽ち
(七)