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Page:Sankō sōsyo part5.pdf/23

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務ヲ辨償スヘキモノトス

第二十八條
凡ソ朕ノ警務官又ハ官吏ハ現ニ之ニ對シ金錢ヲ仕拂フカ將タ賣主ノ好意ヲ以テ其ノ義務ヲ免セラルヽニアラサレハ米穀其ノ他動產ヲ收受スヘカラス
第二十九條
凡ソ警務官ハ士族自ラ行ヒ又ハ其ノ適當ナル原由ニ因リテ自ラ行フ能ハサル場合ニ於テ他ノ適任者ヲ以テ行フ所ノ城砦衞戍ニ對シ之ニ金錢ノ支出ヲ求ムヘカラス若シ朕自ラ士族ヲ率ヒ又ハ之ヲ軍隊ニ編入スルトキハ士族ハ朕カ命令ニ基キ軍務ニ從事スル間右ノ衞戍ヲ爲スノ責務ヲ有セサルヘシ
第三十條
朕ノ地方官官吏其ノ他何人ト雖モ運搬ニ用ユル爲メ自由民ノ車馬ヲ收用スルコトナカルヘシ但シ自由民ノ好意ニ基ツクトキハ固ヨリ此ノ限ニ在ラス
第三十一條
朕及朕ノ官吏ハ所有者ノ承諾アルニアラサレハ朕ノ城廓其ノ他ノ用ニ供スル爲メ何人ヨリモ材木ノ類ヲ收用スルコトナカルヘシ