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Page:NiimiNankichi-NurseryRhymes and Poems-2-DaiNipponTosho-1981.djvu/69

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毒だみ


い草だよ毒だみは

蔭に生えてる毒だみは


この家 病眼の 子がゐるよ

しよぼしよぼ 窓から 見てゐるよ


いつも 靑いよ 毒だみは

蔭に くらいよ毒だみは


病眼の子供が 抛つたよ

くすり(眼藥)の空󠄁びん 抛つたよ


ばさり ころげた毒だみに、

靑い空󠄁びん 毒だみに、


病眼よ はよはよ よくなれよ

毒だみ 咲󠄁いたら よく なれよ。