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Page:NiimiNankichi-NurseryRhymes and Poems-2-DaiNipponTosho-1981.djvu/116

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まづ火屋ホヤ

 硏ぎすませ

古い油をすて

精製された美しい

 油を みたせ

芯を一文󠄁字に切れ

燐光の靑さを

 點じ

焰の明󠄁るい花󠄁を咲󠄁かせよ

その下に

詩の 雪󠄁白の

 用紙をおけ

ほら聞えないか

しんしん と

 枯山に

霙のしみる 聲が