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Page:NiimiNankichi-NurseryRhymes and Poems-1-DaiNipponTosho-1981.djvu/48

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白い壺。


大きなぬくとい

兩掌から

ひよこのやうに

うまれてる。


輪まわし


輪まわし

まわして

ゆく道󠄁に

椿の花󠄁が落ちてゐる。


そつてく

かけてく

コールタールが匂つてる。


くるりと

まわつた

電柱に

るんるん春の聲してる。


輪まわし

やすんだ

草どてに

すかんぼ喰べてる牛がゐる。


輪まはし


ついぢの

椿の花󠄁のした、

ここから

輪まはし

  かけてつた。


木ぎれで

ひいた横の線、

ここから

からから

  かけてつた。


帽子に