Page:Kokkaron1905.djvu/48

提供: Wikisource
ナビゲーションに移動 検索に移動
このページは検証済みです


合をなしつゝある)幾個の精神をさして某の團體となすが如し。倫理習慣と權力と同班に列せらるべきにあらず。前者は意志結合の形式にして結合其者にあらず。若し權力と同班に列せらるべき者を求むれば倫理に遵由しつゝある意志活働是れのみ。權力は一定の方向に向て活働しつゝある意志の結合なり。意志は主觀的現象なり。故に社會に主權ありと云ふも目以て之を見る可らず。之を有形の上に求むるも得る所甚だ少し。主權者の居る所に向ひて人の參勤交代し、之に對し又は其像に對して禮を行ふ位に過ぎざるなり。試みに數千里の高きに上りて一目以て全國