Page:IP Editors report (Japanese).pdf/11

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  • 巡回はしていない
  • 仲間の編集者と会うためにウィキメディアのイベントに参加している
  • IP編集者には寛容

私たちがインタビューしたこの方は、15年以上ウィキペディアの編集に携わっています。また、ウィキペディアの翻訳にもボランティアとしてかかわっています。自分の編集について仲間の編集者から直接感想を聞きたいので常にログインして編集しています。ウィキペディアの方針を尊重しながら知識の獲得と共有することが主たる目的なので、[訳注:他の編集者から]ポジティブな評価を受けています。しかし、巡回はめったにやりません。間違いや読んだ[訳注:記事の]情報にギャップがあるときだけ編集します。

この方は定期的に、オンラインでもオフラインでもウィキペディアのイベントに参加しています。イベントでは、コミュニティをどう拡げていくかで編集者同士が議論しています。イベント参加を始めたのは、[訳注:記事にかかれている]大量の知識に引き付けられて、その裏にどんな人たちがいるのかもっと知りたくなったからだと言うことです。

この方は、IP編集者を含めて、広範な[訳注:タイプの]編集者がいることには寛容です。一定の数の荒らしがIP編集者によるものだと認めてはいますが、IP編集者は、多様性を保証するコミュニティのメンバーとして本質的[訳注:に重要]だと強調しています。

Kumiko:門番

  • ログインユーザー
  • 主たる参加目的は、理想的なウィキペディアのコミュニティーを作ること
  • 頻繁に巡回している
  • 仲間の編集者からは、無遠慮で脅迫的だと思われている
  • 高い信用を受けている。すべてのインターネットアカウントで同じユーザーネームを使っており、かかわった編集すべてが1つのアカウントと結びついている
  • IP編集には不賛成

私達がインタビューしたこの方は15年以上に渡って編集と巡回を毎日続けています。荒らしを監視するため、この方は最近編集したページと頻繁に編集したページ、自分が過去に編集したページをウォッチリストに入れています。自分の専門分野のトピックも入れています。

この方が最初に編集を始めたのは、自分が専門としている分野で見つけた誤りを訂正しなければならないと感じたからです。この方は、ウィキペディアに参加して、コミュニティを正しい方向に向かわせていると感じており、他の編集者が誤りを犯せばためらいなくそのことを指摘しています。このような態度が原因で、過去に他の編集者との間に対立を生じさせました。