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Page:Gunshoruiju18.djvu/687

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かにみ侍りて。

 ふりつみし雪の光やさそふらん浪よりあくるあまのとねかは

あくれば三國山を越侍るとて。木曾路の空も此かさなれる嶺よりつヾき侍らむとおぼえて。

 ふみ分てなかみちや殘る覽雪にむもるゝきそのかけ橋

  右北國紀行以高井大隅守實尹本挍正