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Page:Basho Haiku Zenshu.djvu/93

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    山陰や身をやしなはん瓜畠

    瓜の皮むいた處や蓮臺野

     住みける人の外にかくれて葎生ひ茂れる古跡を訪うて

    瓜つくる君があれなと夕納凉

    花と實と一度に瓜の盛哉

    夕にも朝にもつかず瓜のはな

     河野松波宅にて古き長瓢に瓜の花を活けて下に無絃の琵琶をおきて花活より落つる雫を撥面に