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Page:Basho Haiku Zenshu.djvu/78

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     圓覺寺大顚和尙ことしむ月のはじめ迁化し給ふよし誠や夢の心地せらるゝに先道より其角が方へ申しつかはしける

卯の花

    梅戀ひて卯の花拜む泪かな

     其角が母五七日追善

    卯の花も母なき宿ぞすさまじき

    卯の花や暗き柳の及び腰

杜若

    杜若似たりや似たり水の影

    手の屆く水際嬉し杜若