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    松風を花に感じて居たる哉

     玄虎子が深川の旅舍を訪ふ

    花見にとさす舟遲し柳原

     支考東行餞別

    此心推せよ花に五器一具

     上野の輿

    花に醉へり羽織着て刀さす女

    紙衣の濡るとも折らん雨の花

     洒落堂記

    四方より花吹き入れて鳰の海