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初花に命七十五年ほど
咲きみだす桃の中より初櫻
初櫻をりしもけふはよき日也
蝶鳥のうはつき立つや花の雲
山の名もきゝたし花の山の道
尾張の人より淡酒一樽木曾の獨活茶一種おくりしを門人にひろむるとて
飮明けて花活にせむ二升樽
花に寐ぬこれもたぐひか鼠の巢
初花に命七十五年ほど
咲きみだす桃の中より初櫻
初櫻をりしもけふはよき日也
蝶鳥のうはつき立つや花の雲
山の名もきゝたし花の山の道
尾張の人より淡酒一樽木曾の獨活茶一種おくりしを門人にひろむるとて
飮明けて花活にせむ二升樽
花に寐ぬこれもたぐひか鼠の巢