柳見に誘ふや梅の都人
門人某陸奧へ下るを馬の餞して
忘れなよ藪の中なる梅の花
折杵の讃
此槌の昔椿か梅の木か
紅梅や見ぬ戀つくる玉簾
主なきを恨み顏なる野梅哉
園女が家にて
暖簾の奧ものゆかし北の梅
里の子よ梅拆りのこせ牛の鞭