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Page:Basho Haiku Zenshu.djvu/197

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    勇み立つ鷹引き据ゑる霰かな

     膳所の草庵を人々訪けるに

    霰せよ網代の氷魚煮て出さん

    物やあらん人や霰の板庇

     與或人文

    冬知らぬ宿や籾磨る音霰

     畫賛

    琵琶行の夜や三絃の玉霰

    柊の葉にはねかへるあられ哉

    石山の石にたばしる霰かな