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Page:Basho Haiku Zenshu.djvu/148

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    盆過ぎて宵闇くらし虫の聲

     草の戶細に住わびて秋の風の悲しげなる夕ぐれ友達の方へつかはしける

簑虫

    簑虫の音を聞きにこよ草の庵

     太田の神社にて

きり

    むざんやな兜の下のきり

    きりす普門品よむ右左

    白髮ぬく枕の下やきり

    しづかさや繪かゝる壁の蟋蟀