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Page:Basho Haiku Zenshu.djvu/139

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     越の中山

    中山や越路の月は又命

    あすの月雨占はん比那が嶋

     燧山

    義仲の寢覺の山か月悲し

     伊勢國又玄が宅にとゞめられ侍るころ其妻の男の心にひとしく物每まめやかに見えければ旅の心を安くし侍りぬかの日向守の妻髮を切りて酒をまうけられし