この松の實生せし世や神の秋
兼好讃
秋の色糖味噌壺もなかりけり
胡蝶にもならで秋經る菜虫哉
とめる氣と見えて秋から巨燵哉
種の濱に遊ぶ
淋しさや須磨に勝ちたる濱の秋
後家の秋ものゝ哀をとゞめたり
小名木澤
秋にそひてゆかばや末は小松川